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ホーム オオクワブリード方法
このページでは、「国産オオクワガタ」の産卵方法(採卵・回収)についてご説明致します。
初心者の皆さんの、良いアドバイスになればと思っています。
個人的に思い込んでいる部分もあるかと思いますので・・どうか参考までに。

誤字・脱字がありましたらご容赦お願いします。
また、ご意見等がございましたら遠慮なくメールして下さいね。
こちらより


ペアリング方法について
昨年の個体(越冬した成虫・越冬した新成虫)また、その年に生まれた新成虫について述べます。

種親となるオオクワは、元気が良くなるべく大きい物を選ぶようにします。
ショップ等で購入する場合は、体全体を見て符節(足)の欠け・体に損傷がないかどうかチェックします。
また♀は特に、大顎(おおあご)が欠けている個体には注意が必要です。
(材を削る事が出来ないと、最悪の場合は産卵が出来ません)

また、体全体がツヤツヤした個体を選ぶようにして下さい。
ショップの方に相談するのも手ですが、自分で個体の状態を見極める目を持つ事が必要です。

一般の飼育環境の場合(温度管理しない場合)
オオクワガタを産卵させるベストシーズンは、初夏(5月)〜初秋(9月)までが一般に適しております。
飼育する気温も丁度いいからです・・23度〜25度位
※夏季は、飼育場所により温度が上昇すると思われます。
出来るだけ涼しい場所で管理して下さい。

大体8月までに産卵した場合
その幼虫は翌年の7月〜8月で成虫になる個体が多いと思えます。
8月〜9月一杯までに産卵した場合
その幼虫は2回冬を越してから7月〜8月に成虫になると思われます。
(個体により、幼虫期間は前後致します)


使用する材について
オオクワガ等のクワガタには、一般的にクヌギやコナラのホダ木を使用します。
もともと野外のオオクワガタは、ホダ木に産卵する事が殆ど無いと思います。
カワラ茸・オオヒラ茸等の白色腐朽菌により朽ちた材を好んで産卵しているようです。
(菌力の弱っている部分が好みです)
卵から孵化した幼虫は大きくなるにつれ菌力が強い部分へと移動して行きます。
その部分は栄養価も高いですし。

椎茸農家さんが人工的に植菌しているホダ木には椎茸菌の力が強くて
オオクワガタの♀は中々産卵出来ないでしょう。

最近では、特殊材(霊芝材等)や菌糸ブロック・菌糸ボトルを使用した産卵方法もありますが省いて説明します。
クヌギ材でのブリードでも、十分通用しますから・・・

材の直径は、6センチ〜15センチ程度・長さは14センチ程で十分です。
当方の商品では、クヌギBL・BS・AL・AS規格材をお勧め致します。

★産卵材として適していない材を販売している業者の方々も見受けられます。
購入前に販売者の方へ電話やeメール等で確かめてみる事も大切な事ではないでしょうか?



材の加水方法
産卵材の中には、幼虫の大敵となる雑虫(コメツキムシ)等が潜んでいる場合がございます。
また、そのまま使用したら(乾燥している状態)使用出来ません!
その為、加水は必要不可欠な作業と言えます。

大き目のバケツ等を用意して水道水を入れて中に産卵材を浸けます。
※水道水でも構いませんが、出来たら一日汲み置きした水を使用するのもいいと思います。
ミネラルウォーターを使用している方々もいます。好みの問題だと思います。

この時、完全に材が水に浸かっているのを確認して下さい。
注.材が水を吸いますので、適当に水を追加して材が完全に浸かるようにして下さい。
この状態で、私は2日は加水致します。
その後、材の樹皮を全て剥ぎます。マイナスドライバーがあれば簡単に作業出来ます。
この時、手に怪我をしないように注意して下さい。
全部樹皮を剥いだら、灰汁を綺麗に洗い流して下さい。
その後、陰干しをして下さい。表面が少し乾けばセット出来ます!


準備する物
加水した樹皮剥き産卵材3本程度(クヌギ・コナラ)
飼育容器(プラケース大以上が好ましいです)
材を埋め込むマット(クヌギ100%マット)
餌(高蛋白ゼリー・管理用ゼリー・バナナ・リンゴ)
オオクワガタペア(♂・♀各1頭ずつ)
※オオクワの成虫が新成虫なら、♀は羽化して半年以上の個体を選びます。
羽化して早く使用すると、産卵しないし産卵しても「無精卵」の可能性が高いからです。


種親となるオオクワガタのペアについて
♂♀出来るだけ均等の取れたペアにしましょう。
(小型の♂に大型の♀をセットすると、最悪の場合♀が♂を攻撃して食べてしまう事例もあります)

大体の目安として、♂65ミリ〜69ミリに対して・♀38〜41ミリ程度
♂70ミリ〜に対して♀42〜程度です。(あくまでも、目安です!参考にして下さい)

また、セット前に出来るだけ仕切りのついた小型の容器で1週間程度1緒に飼育する事をお勧め致します。
その間も、十分な餌(高い栄養)を与えて下さい。(市販の栄養価の高いゼリー・リンゴ・バナナ)
これにより、お互いが同種と認め合いペアリングがスムーズに行われると思われます。


埋め込みマット
「クヌギ100%マット」をお勧め致します。
様々なマットが店頭・ネットで販売されておりますが、未発酵物で十分です。
マットの目は、6ミリ程度あればいいと思われます。あまり細かい目はお勧め出来ません。
マットは、軽く握って固まる程度に加水して下さい。

いよいよセットです
プラケースに加水したマットを敷き詰めます。この時、産卵材を2〜3本埋め込んで下さい。
材は出来るだけ、横埋めが望ましいと思います。縦埋めでも構いませんが好みの問題ですね。
マットの表面には、成虫の転倒防止の意味を含めて材・樹皮等を置いてください。
餌は、高蛋白ゼリー等を与えて下さい。
このまま、1ヶ月程度は飼育して下さい。


産卵について
産卵材は、カビが生えますが♀が産卵をしだすと不思議とだんだんカビ自体は消滅していきます。
セット後♀は、早くて1週間〜産卵体制に入ります。
大体2週間程度経った後にプラケースを外側より観察してみると、材を削った痕跡が見受けられると思われます。
(削った場所により、外側からは観察出来ない場合もございます)
大抵その場合は、産卵しているものと思われます。
卵の個数は、♀が初産の場合十数個だと思います。通常は、10〜30個の卵を産みます。

オオクワガタの♀は、卵を産むのに大顎で材を削りその後産み落とします。
面白いのは、ちゃんと綺麗に埋め戻す事ですね・・・
丁寧に、前足を使い卵を産んだ場所を分かり図らい?ようにします。
慣れてくれば、この「埋め戻し跡」が分かるようになります。


採卵について
産卵跡等が確認出来たら、採卵しても構いません。
この時、十分気を付けてもらいたいのは卵は非常にデリケートなのです!
落としたり、素手で触ったりしてはいけません!この事を踏まえて初心者の方は採卵はしない方が無難です。

いよいよ初令幼虫の回収です♪♪
産卵された卵は環境にもよりますが、10日前後で孵化すると思われます。
その為、セットしてから最低2〜3週間経ってから材割りをお勧め致します。
産卵跡周辺から、丁寧に探して下さい。
道具を使って回収しても構いませんが、なるべく素手で作業した方が無難でしょう。
この時も、絶対乱暴に扱ってはいけません。
幼虫は、非常にデリケートです。ちょっとの衝撃で内臓破裂等になってしまいます。
その時は、なんともなくても後日黒くなって死ぬ幼虫がいますので。
後で悲しまないように、注意して下さい。

回収した初令幼虫は、1頭ずつ小さいプリンカップ等に入れて保管して下さい。
プリンカップに入れるマットは、産卵材をミキサー等で粉砕したマットで十分です。
この時、出来れば幼虫が食べていた「かす」・幼虫がいた周りの材を一緒に入れて下さい。
幼虫が新しい環境に慣れるまで必要ですから・・

後は、ご自分の好きな飼育方法に従って幼虫を飼育して下さい。
菌糸瓶による飼育が主流ですが、発酵マットによる飼育でも十分大型の個体を育てる事が出来ます・・
また、材飼育でも十分大型の飼育が可能です。
チャレンジして下さい。

最後に
クワガタ虫・カブト虫のブリードは、大変面白いものです。
卵〜幼虫〜蛹〜成虫と変態するさまは、神秘そのものですね!

オオクワの飼育に始まり・外産(ヒラタ・アンテ・色虫等)の飼育にもはまるでしょうね。
また、何年も飼育していると自分が求める個体(大きさ・形)に拘るようになると思います。
最近は、特に国産オオクワの価値が下がっているように思えます。
(その他の種類もそうですが・・)
もう一度初心に帰って、オオクワの飼育を始めてみませんか??